ここにしかないものに出会う。それが別府の始まり

楽しいと思うことやかっこいいと思うことが変わってきた

写真提供：リチャードさん

　ネパール出身のリチャードさんは、料理が得意で、別府の南インド料理屋さん「TANE」で働いたり、イベントでネパール料理を提供したりしています。また、得意な語学を生かして、英語の先生や翻訳のアルバイトもしているそうです。寮に住んでいた1年生のとき、リチャードさんはよくゆめタウンやスターバックスに行っていました。でも、別府のまちに住み始めて自分と違う国や世代の人と時間を過ごしたり、普段行かないお店に行ったりするうちに、自分が楽しいと思うことやかっこいいと思うことがだんだん変わってきたそうです。別府にしかないものや別府の人を通じて、新しい価値観に出会ったのですね。

これまでリチャードさんはやりたいことがコロコロ変わってきましたが、今はその変化を楽しんでいるようです。今は、好きなミュージシャンのライブを企画したり、アーティストやクリエーターとのネットワークを広げて、彼らの情報を発信したいそうです。そして、いつかネパールで日本の音楽フェスを、日本でネパールの音楽フェスを実現させて、ネパールと日本を音楽でつなぎたいという夢を持っています。現在、大分市の佐賀関にある禅寺でライブイベントを企画中です。みんなでライブに足を運んでみませんか。