今日は私が別府に着いての初めての日。
観客らしいビジネスホテルではなく、最も有名な温泉旅館にも泊まっていない。せっかく窒息しそうな場所から逃げ出したからには、自分はのんびり生活ができそうな別府市民のふりをしたいなーっていう考えがある(笑)。なので、硫黄の匂いと潮風を楽しむため、私は亀川にすんでいる友達に短い間マンションを借りた。
それは贅沢なことだ。山に依拠して、海に近寄る、忙しい世界から離れる。
マンションの近くはほぼ古い住宅だけ、店は数えられるほど少ないので侘び寂びを感じだ。マンションから出て、目の前は小さい亀川港。止まっている船は朝凪のせいで静止している。鏡みたいに、青い海は船と白い雲を映して、まるで絵見たい。
別に観光スポットを検索する訳でもなく、ただ気軽にグーグルマップを見て、近くのバスストップまで歩く。そして、適当にバスを乗って、降りたいとき降りることを決めた。偶にわがまましてもいいじゃない?
別府には高いビルや大きい工場はないおかげでバスの窓からはっきり遠くの山や山肌に散らばっている家が見える。いくつかの家や旅館は温泉があるため、白い煙が漂う。風がないときの煙は空中で凝っていて、さながら一枚の絵のようだ。私も、このバスも、歩いている人々も、絵の一部分。
美しい景色を目の前にして、時間の流れはほぼ感じられなかった。気がついたらもう別府駅に到着、私も降りた。さすがは温泉の町、駅の前は小さな手湯がある。薄い、白い水蒸気は周りの空気を温めている。手を入れたら、温泉は指から体の中に入ったように、全体から心までもポカポカになってきた。やはり別府は温かい町だね。
別府西口からでて、スタバを持っている女子高生たちが気ままに話している。話すスピードが速すぎて内容が分からないが、その青春な雰囲気はマスクも遮られないぐらい眩しい。毎朝急いでラテを買って会社に行く自分と違って、学校の後の「小確幸」だ。
検索してみると、近くの別府公園の前にスタバがある。あの子たちの気持ちをもっと感じるため、私は行くことにした。
素敵な写真! 文章を読みながら、いっしょにバスに乗って、まちを歩き、風景を楽しみました。