湯煙を通して：別府を知ろう！

温泉と別府の街

別府といえば「温泉」、そう思う人は少なくないでしょう。しかし、別府は温泉の街と呼ばれている理由を知っている人はなかなかいません。実は、別府の温泉湧出量は一ヶ月に約83,058リットルで、日本の温泉の約10％を占めています。つまり、別府は日本一の温泉ホットスポットなのです。では、みなさんに少し別府の温泉についてご紹介します。みなさんは別府の温泉についてどのぐらい分かっていますか。

温泉には色々な種類があることを知っていますか。日本では温泉を定義し、保護するための「温泉法」という法律があります。その「温泉法」を基に日本の環境省によって、現在、日本には以下の10種類の温泉の存在が確認されています。

1. 単純温泉

2. 二酸化炭素泉

3. 炭酸水素塩泉

4. 塩化物泉

5. 含よう素泉

6. 硫酸塩泉

7. 含鉄泉

8. 硫黄泉

9. 酸素泉

10．放射能泉

そして、別府市役所によると、別府市には二酸化炭素泉、含よう素泉と放射能泉の3種類を除いて7種類の温泉が存在しているそうです。したがって、別府は日本で一番温泉の種類が多い街の一つでもあるといえるでしょう。別府市役所の情報によると、別府市には二酸化炭素泉は1970年代に存在したことが確認できていたようです。別府の多くの温泉は住宅の中の私物なので確認は難しいため、現在、二酸化炭素泉の存在は確認されていません。

また、別府温泉は他の地域の温泉に比べて温度が高いと言われています。そのため、別府には他の温泉地にはあまり存在しない「地獄」という100度を超えた高温の温泉がいくつか存在しています。一番有名なのは「地獄めぐり」の七つの地獄ですが、それ以外の地獄もいくつか存在しています。もし興味があったらみなさんも探してみてくださいね。別府温泉についての面白い情報が手に入るかもしれませんよ。